日本にはたくさんの神様がおられます。どれだけの数かというと八百万(やおろず)の神々という表現がされるほどたくさん。
神様は色々なところにおられますが、一番多くいらっしゃるのが神社です。
各神社にはご利益(御神徳)があります。神社にご利益があるのは、その神社に祀られている神様が関係しているからです。
今回は日本の神様を、日本神話の歴史順に一覧でまとめました。
天地開闢から、国産み、神産み、黄泉の国、天岩戸、因幡の白兎、国つくり、国譲り、天孫降臨、海彦山彦を経て初代天皇・神武天皇に繋がるまでの日本神話をわかりやすく一覧で紹介しています。
神様の名前と「古事記」と「日本書紀」「風土記」に記載されている神様の歴史やエピソードを知ることで、神社がより身近に感じられると思います。
- 1.天地開闢の神様 | 造化三神・別天神・神世七代
- 2.国産み(国生み)の神様 | 淤能碁呂島・大八嶋国・六島
- 3.神産み(神生み)の神様
- 4.黄泉の国 ・黄泉平坂(黄泉比良坂)の神様
- 5.イザナギの禊祓で生まれた神様
- 6.アマテラスとスサノオが高天原で占いをした時に生まれた神様
- 7.天の岩戸からアマテラスを誘い出した神様
- 8.八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説、スサノオが退治し神様を助ける
- 9.スサノオの子孫
- 10.因幡の白兎
- 11.オオクニヌシの妻と子孫
- 12.オオクニヌシの国造り(国作り) | スクナヒコナ・オオモノヌシ
- 13.オオクニヌシの国譲り | タメノホヒ・ワメノワカヒコ・タケミカヅチ
- 14.天孫降臨
- 15.邇邇芸命(ニニギノミコト)の子孫・山幸彦と海幸彦・神武天皇
- 16.天皇と大和朝廷
1.天地開闢の神様 | 造化三神・別天神・神世七代
天地開闢時代の神様一覧です。造化三神・別天神・神世七代。
- 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
- 高御産巣日神(タカミムスビノカミ)
- 神産巣日神(カミムスビノカミ)
- 宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)
- 天之常立神(アメノトコタチノカミ)
- 国之常立神(クニノトコタチノカミ)
- 豊雲野神(トヨクモヌノカミ)
- 角杙神(ツヌグイノカミ)・活杙神(イクグイノカミ)
- 淤母蛇琉神(オモダルノカミ)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネノカミ)
- 宇比地邇神(ウヒヂニノカミ)・須比智邇神(スヒヂニノカミ)
- 意富斗能地神(オホトノヂノカミ)・大斗乃弁神(オホトノベノカミ)
- 伊邪那岐命(イザナギノミコト)・伊邪那美命(イザナミノミコト)
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2.国産み(国生み)の神様 | 淤能碁呂島・大八嶋国・六島
国産み時代の神様一覧。淤能碁呂島・大八嶋国・六島。
- 蛭子神(ヒルコノカミ)=水蛭子=恵比寿(えびす)
- 淡島神(アワシマノカミ)
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3.神産み(神生み)の神様
神産み(神生み)時代の一覧。
イザナギとイザナミの間に生まれた神様。妻のイザナミが大やけどで衰弱しながら生んだ神様。イザナギがカグツチを倒した時に生まれた神様の一覧です。
- 大戸日別神(オオトヒワケノカミ):門の神様
- 天之吹男神(アメノフキオノカミ):屋根の神様
- 大屋毘古神(オオヤビコノカミ):建物の神様
- 大綿津見神(オオワタツミノカミ):海の神様
- 速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ):川の神様
- 大山津見神(オオヤマツミノカミ):山の神様
- 鳥之石楠船神(トリノイワクスフネノカミ):船の神様
- 大宜都比売神(オオゲツヒメノカミ):建物の神様
- 火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ=カグツチ):火の神様
- 和久産巣日神(ワクムスビノカミ)
- 弥都波能売神(ミツハノメノカミ)
- 波邇夜須毘古神(ハニヤスビコノカミ)
- 波邇夜須比売神(ハニヤスビメノカミ)
- 金山毘古神(カナヤマビコノカミ)
- 金山比売神(カナヤマビメノカミ)
- 石折神(イワサクノカミ)
- 根折神(ネサクノカミ)
- 石筒之男神(イワツツノオノカミ)
- 甕速日神(ミカハヤヒノカミ)
- 樋速日神(ヒハヤヒノカミ)
- 闇淤加美神(クラオカミノカミ)
- 闇御津羽神(クラミツハノカミ)
- 正鹿山津見神(マサカヤマツミノカミ)
- 淤縢山津見神(オドヤマツミノカミ)
- 奥山津見神(オクヤマツミノカミ)
- 闇山津見神(クラヤマツミノカミ)
- 志芸山津見神(シギヤマツミノカミ)
- 羽山津見神(ハヤマツミノカミ)
- 原山津見神(ハラヤマツミノカミ)
- 戸山津見神(トヤマツミノカミ)
- 天之尾羽張(アメノオハバリ)=十拳剣(トツカノツルギ)
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4.黄泉の国 ・黄泉平坂(黄泉比良坂)の神様
イザナギが黄泉の国(死者の国)でイザナミを連れ戻そうとします。
この世の世界と黄泉の国の坂にある黄泉平坂(黄泉比良坂) でククリヒメに出会います。
- 泉守道者(よもつちもりびと)
- 菊理媛神(くくりひめのかみ)
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5.イザナギの禊祓で生まれた神様
イザナギが禊祓(みそぎはらい)をした時にたくさんの神様が生まれました。
- 衝立船戸神(ツキタツフナドノカミ)
- 道之長乳歯神(ミチノナガチハノカミ)
- 時置師神(トキオカシノカミ)
- 和豆良比能宇斯能神(ワヅライノウシノカミ)
- 道俣神(ミチマタノカミ)
- 飽咋之能宇斯能神(アキグイノウシノカミ)
- 奥疎神(オキザカルノカミ)
- 奥津那芸佐毘古神(オキツナギサビコノカミ)
- 奥津甲斐弁羅神(オキツカイベラノカミ)
- 辺疎神(ヘザカルノカミ)
- 辺津那芸佐毘古神(ヘツナギサビコノカミ)
- 辺津甲斐弁羅神(ヘツカイベラノカミ)
- 八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)
- 大禍津日神(オオマガツヒノカミ)
- 神直毘神(カムナオビノカミ)
- 大直毘神(オオナオビノカミ)
- 伊豆能売神(イヅノメノカミ)
- 天照大御神(アマテラスオオミカミ)
- 月読命(ツクヨミノミオト)
- 須佐之男命(スサノオノミコト)
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6.アマテラスとスサノオが高天原で占いをした時に生まれた神様
アマテラスとスサノオが高天原で占いをした時に生まれた神様です。5男3女神。
- 多岐都比売命(タギツヒメノミコト)
- 市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)
- 多紀理毘売命(タキリビメノミコト)
- 天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
- 天穂日命(アメノホノミコト)
- 天津彦根命(アマツヒコネノミコト)
- 活津彦根命(イクツヒコネノミコト)
- 熊野櫲樟日命(クマノクスビノミコト)
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7.天の岩戸からアマテラスを誘い出した神様
天の岩戸に閉じこもってしまったアマテラスを外に誘い出した神様です。
- 思金神(オモヒカネノカミ)
- 玉祖命(タマノオヤノニコト)
- 天日鷲命(アメノヒワシノミコト)
- 伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)
- 天児屋命(アメノコヤネノミコト)
- 布刀玉命(フトダマノミコト)
- 天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)
- 天宇受売命(アメノウズメノミコト):芸能・芸術の神様
関連「天の岩戸からアマテラスを外に誘い出した神様」の詳細を見てみる
8.八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説、スサノオが退治し神様を助ける
スサノオがヤマタノオロチを退治し、クシナダヒメなど神様を助ける話。
- 足名椎命(アシナヅチノミコト)
- 手名椎命(テナヅチノミコト)
- 櫛名田比売命(クシナダヒメノミコト):アシナヅチとテナヅチの子供、スサノオの妻
天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ=草薙剣:くさなぎのつるぎ)が登場。
関連「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)伝説 | スサノオ・クシナダヒメ」の詳細を見てみる
9.スサノオの子孫
スサノオの子孫たち(神様)をまとめています。
- 櫛名田比売命(クシナダヒメノミコト)
- 神大市比売(カムオホイチヒメ)
- 八島士奴美神(ヤシマジヌミノカミ)
- 大国主神(オオクニヌシノカミ)
- 大年神(オオトシノカミ)
- 宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
- 深淵之水夜礼花神(フカフチノミズヤレハナノカミ)
- 淤美豆奴神(オミヅヌノカミ)
- 天之冬衣神(アメノフユキヌノカミ)
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10.因幡の白兎
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト)
- 八上姫(ヤガミヒメ)
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11.オオクニヌシの妻と子孫
オオクニヌシ(大国主)は、古事記では180柱、日本書紀では181柱の子供を産んでいます。
- 多紀理毘売命(タキリビメノミコト):妻
- 阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネノカミ):子
- 神屋楯比売命(カムヤタテヒメノミコト):妻
- 事代主神(コトシロヌシノカミ)=恵比寿(えびす):子
- 八上比売(ヤガミヒメ):妻
- 木俣神(キノマタノカミ):子
- 沼河比売(ヌナカワヒメ):妻
- 建御名方神(タケミナカタノカミ):子
- 鳥取神(トトリノカミ):妻
- 鳥鳴海神(トリナルミノカミ):子
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12.オオクニヌシの国造り(国作り) | スクナヒコナ・オオモノヌシ
オオクニヌシがスクナヒコナ・オオモノヌシと一緒に国造り(国作り)を成し遂げます。
- 少彦名命(スクナヒコナノミコト/スクナビコナノミコト)
- 大物主神(オオモノヌシノカミ)
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13.オオクニヌシの国譲り | タメノホヒ・ワメノワカヒコ・タケミカヅチ
オオクニヌシの子孫からアマテラスの子孫に国譲りをする神話。
- 天穂日命(アメノホヒノミコト)
- 天若日子(アメノワカヒコ)
- 下照姫(シタテルヒメ)
- 武御雷神(タケミカヅチノカミ)
- 事代主神(コトシロヌシノカミ)=恵比寿(えびす)※
- 建御名方神(タケミナカタノカミ)
(※)「11. オオクニヌシの妻と子孫」再登場
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14.天孫降臨
政治がアマテラスの子供「天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)」から孫「邇邇芸命(ニニギノミコト)」に変更になった神話「天孫降臨」。
- 天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
- 邇邇芸命(ニニギノミコト)
- 思金神(オモヒカネノカミ)※
- 玉祖命(タマノオヤノニコト)※
- 伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)※
- 天児屋命(アメノコヤネノミコト)※
- 布刀玉命(フトダマノミコト)※
- 天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)※
- 天宇受売命(アメノウズメノミコト)※
- 天津久米命(アマツクメノミコト)
- 天忍日命(アメノオシヒノミコト)
- 猿田彦神(サルタヒコノカミ)
(※)「6.天の岩戸からアマテラスを誘い出した神様」再登場
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15.邇邇芸命(ニニギノミコト)の子孫・山幸彦と海幸彦・神武天皇
- 木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)
- 石長比売(イワナガヒメ)
- 火照命(ホデリノミコト)=海幸彦(ウミサチヒコ)
- 火須勢理命(ホスセリノミコト)
- 火遠理命(ホオリノミコト)=山幸彦(ヤマサチヒコ)
- 豊玉毘売(トヨタマヒメ)
- 鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)
- 玉依毘売(タマヨリビメ)
- 神武天皇=神倭伊波礼毘古(カムヤマトイワレビコ):初代天皇
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16.天皇と大和朝廷
初代・神武天皇以降の話から大和朝廷まで
- 神武天皇=神倭伊波礼毘古(カムヤマトイワレビコ):初代天皇
- 八咫烏(ヤタガラス)=賀茂建角身命(カモタケツネノミコト):初代・神武天皇を熊野から吉野まで導いた鳥
- 倭健命/日本武尊(ヤマトタケルノミコト):12代景行天皇の子
- 倭姫命(やまとひめ):ヤマトタケルの叔母、伊勢神宮・皇大神宮を創建、八咫鏡を奉納、草薙の剣を与える
- 神功皇后(じんぐうこうごう)=気長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト):第14代・仲哀(ちゅうあい)天皇の妻
- 応神天皇(おうじんてんのう)=八幡神=誉田別命(ホンダワケノミコト):第15代天皇
参考:「日本書紀 巻1, 2」(国立国会図書館デジタルコレクション)より