天の岩戸からアマテラスを外に誘い出した神様

天岩戸で舞う天宇受売命(アメノウズメノミコト)

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が閉じこもってしまった天の岩戸の話です。

アマテラスを外に出すことに成功した神様、天岩戸で活躍した神様をまとめています。

 

天の岩戸の前で祭りを行い、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を外に引き出す

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸(あめのいわと・あまのいわと=天の岩屋)に隠れてしまったことから、世界が真っ暗になりました。

その時にアマテラスを外に出てもらおうと、神様たちが色々と考えます。

外でにぎやかに祭りを開いていると、気になってアマテラスが顔を出し、それを一気に外に引き出したということです。

太陽神アマテラスを外に引き出したことで、真っ暗だった世界が、一気に明るく照らし出されました。

7柱の神様はそれぞれの役割が異なります。

天岩戸で活躍した神様の役割 神様の名前
皆で話し合いをし、祭りを決断した知恵の神様 思金神(オモヒカネノカミ)
祭具用に勾玉を作った神様 玉祖命(タマノオヤノニコト)
祭具用に八咫鏡を作った神様 伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)
祝詞を奏上し、祭りを始めた神様 天児屋命(アメノコヤネノミコト)
岩戸にしめ縄をかけた神様 布刀玉命(フトダマノミコト)
怪力で岩戸を放り投げた神様 天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)
祭りで踊りを担当した神様 天宇受売命(アメノウズメノミコト)

知恵の神様である思金神(オモヒカネノカミ)を中心に行った祭りで、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を岩戸から外に出すことに成功します。

この思金神(オモヒカネノカミ)は一番最初に生まれた神様の1人「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)」の御子神だと言われています。

天岩戸神社の天手力男神(アメノタヂカラオ)

▲天岩戸神社の天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)。怪力のアメノタヂカラオが天の岩戸を放り投げる場面。

玉祖命(タマノオヤノニコト)、伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)、天児屋命(アメノコヤネノミコト)、布刀玉命(フトダマノミコト)、天宇受売命(アメノウズメノミコト)は、後の天孫降臨の時に、邇邇芸命(ニニギノミコト)に従った重要な神様「五伴諸神(イツトモノオノカミ)」とされています。

この中でも特に踊りを担当した天宇受売命(アメノウズメノミコト)が人気になっています。

天宇受売命(アメノウズメノミコト)イメージ

芸能の起源とされていることから、芸能人・芸術の関係者が天宇受売命(アメノウズメノミコト)が祀られている神社に参拝しています。

 

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