天照大神(=天照大御神・アマテラスオオミカミ)についての簡単な説明、ご利益、祀られている神社について一覧でまとめています。
天照大神(アマテラスオオミカミ)は何の神様?、どんなご利益があるの?
天照大神(あまてらすおおみかみ)とは、日本の神話に登場する神様です。またの名を「てんしょうだいじん」とも言います。
天照大神(アマテラスオオミカミ)は何の神様?
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の3人の子供(※)のうちの1人で、女神と解釈されてます。
※3人の子供は天照大御神(アマテラスオオミカミ)、素盞鳴命(スサノオノミコト)、月読尊(ツクヨミ)のこと。
意味は文字の通り「天を照らす太陽の神様」で、皇室や日本国民の神様となっています。
太陽神で、天皇の祖神で、衣食住を整えた国民生活の祖神、日本の最高神、伊勢神宮の祭神であります。
アマテラスは倭姫命(やまとひめ)により伊勢神宮に祀られました。
参考:「日本書紀 巻1 神代上[50]」(国立国会図書館デジタルコレクション)より
天照大神(アマテラスオオミカミ)はどんなご利益があるの?
ご利益は国に平和と豊かさを与える神様であることから国土安泰、開運、勝運です。
先鋒となって皇軍を導いたことから先導・導きの神様として困難打破、開拓前進、開運隆盛、新規事業や、霊宝「剣珠」の守護を得て国を守ったことから、勝負運や仕事運、合格、立身出世のご利益があるとされています。
呼び方
一般的な天照大御神以外にも呼び方は色々あります。書物や神社によって読み方が変わりますが、すべて同一神です。
呼び方 | 意味 |
---|---|
天照大御神(あまてらすおおみかみ) | 日本書紀での呼び方 |
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ) | 伊勢神宮での呼び方 |
天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ) | 伊勢神宮の神職が神前の名前を呼ぶときに使う |
大日霊(おおひるめ) | 神社により呼び方が異なる |
大日女(おおひめ) | 神社により呼び方が異なる |
大日女尊(おおひるめのみこ) | 神社により呼び方が異なる |
天照大神荒魂(あまてらすおおかみあらたま) | 廣田神社の呼び方。天照大神とは別の神様・瀬織津姫と言われている |
野宮大神(ノノミヤノオオカミ) | 野宮神社の呼び方。アマテラスと同一神 |
大阪府にある天照大神が祀られている神社
神社名(大阪府) | 読み方 | 住所 | 天照大神の由縁 |
---|---|---|---|
今宮戎神社 | いまみやえびすじんじゃ | 大阪市浪速区恵美須町西 | 主祭神(三柱)の内の一神が天照皇大神(アマテラスオオミカミ) |
御霊神社 | ごりょうじんじゃ | 大阪市中央区淡路町 | 主祭神(五柱)の内の一神が天照大神荒魂(あまてらすおおみかみあらたま) |
少彦名神社(神農さん) | すくなひこなじんじゃ(じんのうさん) | 大阪市中央区道修町 | 主祭神(五柱)の内の一神が天照皇大神(あまてらすのおおかみ) |
京都府にある天照大神が祀られている神社
神社名(京都府) | 読み方 | 住所 | 天照大神のゆえん |
---|---|---|---|
野宮神社 | ののみやじんじゃ | 京都府右京区嵯峨野宮町 | 主祭神が野宮大神(ノノミヤノオオカミ) |
兵庫県にある天照大神が祀られている神社
神社名(兵庫県) | 読み方 | 住所 | 天照大神のゆえん |
---|---|---|---|
廣田神社 | ひろたじんじゃ | 兵庫県西宮市大社町 | 主祭神が天照大神荒魂(あまてらすおおみかみあらみたま) |
西宮神社 | にしのみやじんじゃ | 兵庫県西宮市 | 主祭神(四柱)の内の一神が天照大御神(あまてらすおおみかみ) |
天照大神の神社として最も有名なのは廣田神社になります。
廣田神社は天照大神の荒魂であることから、天照大神ではなく瀬織津姫とも言われています(戦前、廣田神社は主祭神を瀬織津姫と記載されていたことから)。
天照大神の日本神話についてさらに詳しく