ツクヨミノミコト(月読命)

ツクヨミノミコト(月読命)

ツクヨミ/ツクヨミノミコト(月読命)はどんな神様(何の神様)なのか?またどのようなご利益があるのか?

簡単な説明、ご利益、呼び方・表記、祀られている神社について一覧でまとめています。

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ツクヨミノミコト(月読命)はどんな神様?/何の神様?

ツクヨミノミコト(月読命)

ツクヨミノミコト(月読命)はどんな神様(何の神様)なのか?について、古事記・日本書紀から解説します。

月の神様

日本の神話に登場する神様で、夜の世界を司る月の神様です。一般的にツクヨミ(またはツキヨミ)と呼ばれています。

「古事記」によると、天照大神(アマテラスオオミカミ)太陽神であるのに対し、ツクヨミノミコト(月読命)は月の神様、2人は対になっています。

アマテラスが昼を治め、ツクヨミが夜を治めるという2人交代制となりました。

また、「日本書紀」でも同様の記載があります。

「月の神様(一書には月弓尊、月夜見尊、月読尊という)」が生まれた。その光は日についで麗しかった。

そこで二柱の神は、月の神を、日(太陽=アマテラス)と並んで天を治めるという訳で、また天上に送られた。

参考:「日本書紀 巻1 神代上[50]」(国立国会図書館デジタルコレクション)より

「日本書紀」の一書(第一の一書)では「アマテラスとツクヨミ(月弓尊)とは、両神ともに性質が明るく麗しいお方であるので、天地を照らし治めさせられた」と記されています

参考」「日本書紀」(中公文庫)上巻より

 

三貴子

三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)

伊邪那岐命(イザナギノミコト)伊邪那美命(イザナミノミコト)の3人の子供(※)のうちの1人です。

※3人の子供は天照大神(アマテラスオオミカミ)素盞鳴命(スサノオノミコト)、月読命(ツクヨミ)のこと。

以上の3人の子を「三貴子」と呼ばれています。

 

イザナギの子

イザナギが黄泉の国で、穢(けがれ)を清めるために、筑紫(宮崎県)の日向にある橘の小戸の阿波岐原で禊(みそぎ)を行いました。

禊の最後に顔を洗い、その時に生まれたのがアマテラス、ツクヨミ、スサノオです。

イザナギは「生みの終に三はしらの貴き子得たり」と、三貴子の誕生を喜んでいます。

イザナギは自分の首にかけている玉の首飾りを外して、左目から生まれたアマテラスに授け、「難治が命は高天の原を知らせ」とその統治を委任しました。

そして、右目から生まれたツクヨミには「あなたも天に昇って、夜の食国(おすくに=世界)を治めよ」と、鼻から生まれたスサノオには大海原を委ねることにしました。

参考:古事記ビューア「みそぎ②」古事記ビューア「三貴子の文治」

 

日本神話にあまり登場しない

三貴子のアマテラスとスサノオは「古事記」と「日本書紀」に頻繁に登場しますが、ツクヨミは少ししか出てきません。

ツクヨミが神話にあまり登場しない理由について、書籍「正しく読む古事記」では以下のように解説しています。

一人の神様が明るい昼と暗い夜をもたらすよりも、昼の神様(アマテラス)と夜の神様(ツクヨミ)が交代で天の世界を治めるのが自然だとしました。

しかし月の神様は、(古事記が編纂された時期の)王家や中臣氏に馴染みの無いものでした。

そのため「古事記」などの神話では、太陽の神様であるアマテラスを中心とした話が中心となり、ツクヨミの活躍する場面は無いのです。

 

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ツクヨミノミコト(月読命)のご利益

ツクヨミノミコト(月読命)

  • 五穀豊穣
  • 雨乞い祈願
  • 航海安全
  • 女性守護

ツクヨミは「月を読む、暦を作るための月の満ち欠けを管理する神様」です。

旧暦の暦は農作業の日程を左右し、海の潮の満ち引きは漁業に影響を与えることから、農業に関係する「五穀豊穣」「雨乞い」、漁業に関連する「航海安全」のご利益があるとされています。

その他、月の神様であることから、女性守護のご利益があるとされています。

 

三貴子のアマテラスとスサノオと比べると、ツクヨミは古事記や日本書紀にあまり登場しないことからミステリアスな存在です。

スピリチュアル的な解釈では、月の神様という性質から、以下のようなご利益が語られています。

  • 精神的やすらぎ
  • 諸願成就
  • 厄除け(生活のリズムをよくしてくれる、運気の周期を整えてくれる[未然に悪いことを防いでくれる=厄除け])
  • 良縁

月は昔から「心を映す鏡」とされていることから、静けさや内面の調和を司るとされています。

また、月の満ち欠けは暦や潮の満ち引きを司っていることから、生活のリズムや運気の周期を整えるご利益があるとされています。

太陽神のアマテラスと対になる存在として、バランスを保ったり、和合をもたらす役割を持つ解釈があります。

以上のことから、「精神的やすらぎ」「開運」「厄除け」「良縁」などのご利益あるともされています。

 

ツクヨミの呼び方

一般的なツクヨミノミコト(月読命)以外にも呼び方は色々あります。書物や神社によって読み方が変わりますが、すべて同一神です。

呼び方 意味
ツクヨミ 一般的な呼び方
月読命(ツクヨミノミコト/ツキヨミノミコト) 古事記での呼び方
月読尊(ツクヨミノミコト/ツキヨミノミコト) 日本書紀での呼び方
月弓尊(ツクヨミノミコト) 日本書紀での呼び方
月夜見尊(ツクヨミノミコト) 日本書紀での呼び方
月読見命(ツキヨミノミコト) 神社による
月夜見命(ツクヨミノミコト) 神社による
月夜見神(ツクヨミノカミ) 神社による
月讀神(ツクヨミノカミ) 神社による
月読大神(ツクヨミノオオカミ) 神社による
月讀大神(ツキヨミノオオカミ) 神社による
月夜見大神(ツクヨミノオオカミ) 神社による

 

大阪府にあるツクヨミノミコト(月読命)が祀られている神社

神社名(大阪府) 読み方 住所 由縁
今宮戎神社 いまみやえびすじんじゃ 大阪市浪速区恵美須町西1-6-10 御祭神の一柱が月読命(ツクヨミノミコト)
大依羅神社 おおよさみじんじゃ 大阪市住吉区庭井2-18-16 配祀神の一柱が月読命(ツクヨミノミコト)
鵲森宮(森之宮神社)の奥社 かささぎもりのもや(もりのみやじんじゃ)(おくしゃ) 大阪市中央区森ノ宮中央1丁目14-4 奥社の御祭神の一柱が月読命(ツクヨミノミコト)
三光神社 さんこうじんじゃ 大阪市天王寺区玉造本町14-90 御祭神の一柱が月読尊(ツクヨミノミコト)
玉造稲荷神社 たまつくりいなりじんじゃ 大阪市中央区玉造2丁目3-8 相殿の一柱が月読命(ツキヨミノミコト)
豊中稲荷神社 とよなかいなりじんじゃ 大阪府豊中市本町7-3-7 御祭神の一柱が月読命(ツクヨミノミコト)
原田神社 はらだじんじゃ 大阪府豊中市中桜塚1-2-18 御祭神の一柱が月読命(ツクヨミノミコト)
深江稲荷神社の摂社「天神社」 ふかえいなりじんじゃ(てんじんしゃ) 大阪市東成区深江南3丁目16-17 摂社「天神社」の一柱が月讀大神(ツキヨミノオオカミ)

 

京都府にあるツクヨミノミコト(月読命)が祀られている神社

神社名(京都府) 読み方 住所 由縁
自玉手祭来酒解神社の摂末社「三社宮・月讀社」 たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ(つくよみしゃ) 京都府乙訓郡大山崎町大山崎天王山 摂社「三社宮」の御祭神の一柱が月読大神(ツクヨミノオオカミ)
日向大神宮の上ノ別宮(荒祭宮) ひむかだいじんぐう(あらまつりぐう) 京都府山科区日ノ岡一切経谷町29 上ノ別宮(荒祭宮、あらまつりぐう)の御祭神の一柱が月読尊(ツキヨミノミコト)
松尾大社の摂社「月読神社」 まつおたいしゃ(つきよみじんじゃ) 京都市西京区嵐山宮町3 摂社「月読神社」の主祭神が月読尊(ツキヨミノミコト)
御金神社 みかねじんじゃ 京都市中京区西洞院通御池上ル押西洞院町 御祭神の一柱が月読命(ツキヨミノミコト)

 

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