兵庫県加古川市の「天之御中主神社」は厄除けや健康長寿などの神様です。
最初に登場した神様・アメノミナカヌシが祀られています。
厄除けや延命長寿のご利益がある「天之御中主神社」の主祭神、ご利益について紹介します。
ご利益・歴史
天之御中主神(アメノミナカヌシ)を主祭神とするのが「天之御中主神社」です。
読み方は「あめのみなかぬしじんじゃ」。
歴史
天地創造の神様「天之御中主(アメノミナカヌシ)」を祀っていると伝えられ、春と夏に祭礼が行われています。
鎮守の社の趣があり、鳥居の横にある御神灯には、文化13年(1816年)の表記があります。
現在は通称・妙見さん(明見さん)の児童公園として親しまれています。
参考:溝之口3丁目町内会、氷丘まちづくり実行委員会「ぶらり ええとこ ひおかの郷」より
とても小さな神社で、詳しい説明版はありませんでした。
妙見さん(明見さん)と呼ばれていることから、北極星や北斗七星を神格化した妙見信仰(仏教・妙見菩薩)が関係しており、神仏習合後の神社であることが推測されます。
同じ兵庫県加古川市の高御位山(たかみくらさん)に約650万年前に隕石が落ちました。その隕石を御神体にしているのが「高御位神宮」。
隕石は途中で3つに割れ、①紀州の熊野大社・②京都の鞍馬山・③兵庫県加古川市の高御位山頂に落下したそうです。
高御位神宮(たかみくらじんぐう)はその隕石やアメノミナカヌシを祀っていることから、天之御中主神社は高御位神宮と関係があることがわかります。
※「流れ星=星」に関係するということから、妙見信仰とアメノミナカヌシに結びつきます。
ご利益
名前の通り主祭神は天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)。「古事記」によると一番最初に出現した神様です。
アメノミナカヌシは宇宙と繋がる神様で最高神(最強)。これから起こるであろう悪いことを未然に防いでくれる厄除のご利益があります。
また、先に回り込んで守ってくれることから、これから先に何も起こらず健康長寿でいられるという神様です。
宇宙の中心から見守ってくれるので、スピリチュアル界からもアメノミナカヌシ様と親しまれています。
天之御中主神社はアメノミナカヌシが主祭神であり、神社名でもあるので人気となっていますが、とても小さな神社でした。
小さな境内には末社あります。祀られている神様の記載はないことから神社名からの推測になります。
- 末社「日向大明神」
- 末社「住吉神社」:住吉三神?
- 末社「大歳神社」:大年神(大年神・オオトシノカミ)?
- 末社「高御位神社」:天之御中主神(アメノミナカヌシ)、高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、神皇産霊神(カミムスビノカミ)ほか?
歴史の見出しで取り上げました「高御位神社」も末社にあります。とても小さい祠のような神社でかわいい。あわせてお参りしましょう。
- 主祭神:天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
- ご利益:厄除け、健康長寿など
- 創建:不詳・江戸時代?
アクセス
- 住所:兵庫県加古川市加古川町溝之口九ノ坪259(Google Map)
- 電話番号:0794-22-7646(日岡神社と同じ)
- アクセス:JR山陽本線・JR加古川線「加古川駅」より徒歩6分
- 駐車場:なし
電車の場合
JR「加古川駅」より徒歩6分。
北口からロータリーを進み、加古川総合保健センターを超え前進。「加古川駅北」交差点をわたると着きます。
駐車場は無し
- 駐車場:なし
小さな神社なので駐車場はありません。
関連:「兵庫県の神社 一覧」に戻る
関連(神様):アメノミナカヌシノカミ(天之御中主神)のご利益と御祭神の神社
関連:「厄除け・厄払い・方位除け(方除け)のご利益がある関西の神社」に戻る
関連:「病気平癒・怪我回復・健康のご利益がある関西の神社」に戻る