「湯泉神社」は、子宝(子授け)、厄除け、八方除け、健康長寿などのご利益がある神社です。
パワースポットである有馬温泉内にあり、旅行者や観光客も多く訪れます。別名「温泉神社」とも呼ばれています。
厄除け、八方除け、子宝のご利益がある湯泉神社の主祭神、ご利益、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益・歴史
大己貴命(オオナムチ)、少彦名命(スクナヒコナ)、熊野久須美(クマノクスビ)の三神主祭神とするのが「湯泉神社」です。
この三柱は有馬温泉鎮護三神と言われています。
読み方は「とうせんじんじゃ」。別名「温泉神社」とも呼ばれています。
拝殿の左には「有馬グランドホテル」、右には「兵衛向陽閣」の文字が見えます(上の写真参照)。
歴史
大己貴命(大国主命=オオムナムチノミコト)と少彦名命(スクナヒコナノミコト)が有馬温泉の源泉を発見しました。
オオナムチとスクナヒコナが有馬の地を訪れた時に、水たまりに入浴した3羽のカラスを見つけました。
そのカラスは数日で傷が治ったこと、その水たまりが赤い温泉だったことが有馬温泉の由来であることが湯泉神社の縁起によって伝えられています。
湯泉神社についての記載については、舒明(じょめい)天皇(593〜641年)と孝徳天皇(596〜654年)が湯泉神社を参拝したという記録が「日本書紀」にあることから、大化の改新(645年)前後にはすでに湯泉神社があったことがわかります。
その他、平安時代の全国の神社一覧「延喜式神名帳」にも記載されてます。
江戸時代までは有馬山温泉禅寺(兵庫県神戸市北区有馬町)の境内に社殿がありましたが、明治時代に現在の場所に移築されました。
ご利益
湯泉神社のご利益の中で最も有名なのは子宝(子授け)で、全国から妊活中の参拝者が多く訪れています。
有馬温泉に入った後、湯泉神社で祈願をすれば子宝に恵まれると伝えられていることが湯泉神社に記載されていました。
湯泉神社、水天宮、有馬天神社が有馬温泉パワースポットトライアングルと言われ、三者を巡ると罪や穢れを祓い、徳を得て心身が浄化されると言われていることから、厄除け、八方除けのご利益もあります。
また最近では、湯泉神社の「とうせん」が「当選」という読み方にもなることから当選祈願に訪れる参拝者が多く訪れるそうです。
子宝安産・家内安全・健康長寿、有馬温泉ご守護と旗には書かれてあります。
有馬温泉にあることから怪我の回復や健康長寿のご利益もありそうです。
- 主祭神:大己貴命(オオナムチノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)、熊野久須美命(クマノクスビノミコト)
- ご利益:子宝(子授け)、厄除け、八方除け、健康長寿、家内安全
- 創建:不明(かなり古い)
お守り
子宝(子授け)ご利益があるお守りを中心に集めてみました。
お守りは拝殿(本殿)すぐ左にある社務所でいただけます。
子授之宮「子宝つぼ守」
湯泉神社「子宝つぼ守」。壺の形をしたお守り。カラーは緑色と赤色。
このお守りの下には子宝経穴(つぼ)が記載されています。
玉鉾(たまほこ)さま、阿福(おふく)さま
子宝のお守り「玉鉾(たまほこ)さま、阿福(おふく)さま」。
遠方からも子宝祈願に訪れるとのこと。
ご守護御守
ご守護お守り。
縁結びお守り「ゆめむすび」
縁結びお守り「ゆめむすび」。
湯泉神社厄難消除御守
湯泉神社の厄難消除御守。左右に弓矢があります。未然に防いでくれるお守りです。
厄除けお守り
厄除けお守り。上から青、緑、黄色、赤、オレンジ、紫、黒の七色カラー。
八方除けお守り
八方除けお守り。良い方向に向かいそう。
幸(ふく)守り|四葉のクローバー
四葉のクローバーの形をした幸(ふく)守り。
開運招福が満たされるように特別に祈願しています。
必勝御守(願望成就)
朱色のお守り袋に金色で「勝」と書かれた必勝御守(願望成就)。
「スポーツ必勝、試験必勝、就職必勝、厄難必勝、懸命の努力が報われます」と書かれています。
金運守
金運守。宝と書かれた袋が描かれています。
七福・七福神御守
七福・七福神御守。7つの幸福を七福神がお守りしてくれます。
幸せ、金運招福、健康長寿、家内安全、合格成就、商売繁昌、縁結びのご利益があります。
迷ったらこのお守りはいかがでしょう。
竜神水琴鈴
竜神水琴鈴。開運の音色、心を癒やしくれます。
運気上昇、災難除けのご利益があるお守り。
このお守りは湯泉神社別社「有馬水天宮」のお守りです。
アクセス
- 住所:兵庫県神戸市北区有馬町1908(Google Map)
- 電話番号:078-904-0418
- アクセス:神戸電鉄「有馬温泉駅」より徒歩8分
- 駐車場:あり(数台)
車の場合:駐車場
参拝者用の駐車場があります。
行き方は「有馬温泉銀の湯」の左隣りに細い路地があるのでそこを右折すると行けます。
電車の場合:神戸電鉄「有馬温泉駅」からの行き方
参道は「角の坊」と「ホテル花小宿」の間にある階段を登ります。
一度「有馬ロイヤルホテル」の前にでるので、その駐車場にある鳥居から登りましょう。
階段が多いのでご注意下さい。
六甲有馬ロープウェーからの行き方
行き方はもう一つあります。六甲有馬ロープウェーから行く場合は、「東急ハーヴェストクラブ」と「かんぽの宿・有馬」の間にある小道からでも行けます。
案内板がないので気づかれていない路地です。
「東急ハーヴェストクラブ」と「かんぽの宿・有馬」の間から行く場合は、逆に下り坂になります。
途中で「湯泉神社←」の看板があるので左折しましょう。
左折するとそのまま直進すると本殿右側付近に着きます。
今回は「有馬稲荷神社」とあわせて参拝しました。
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