大阪市城東区にある「白山神社」は縁切りや縁結び、和の神様です。
その理由は菊理媛神(くくりひめのかみ)という神様に由来しています。
縁結び・縁切りにご利益がある白山神社の主祭神、ご利益、ご祈祷、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益
菊理媛神(くくりひめのかみ)を主祭神とするのが「白山神社」です。読み方は「しらやまじんじゃ」。
大阪市城東区にある白山神社は、地元、中浜・鴫野・森の諸村(森ノ宮)の氏神さまです。
白山神社は織田信長が石山本願寺を攻撃したときに本殿が焼失しています。それを豊臣秀頼が再建しました。
その後再び大坂冬の陣で再び本殿が焼失。大坂城代内、内藤紀伊守信親により再建されています。
境内にある「白山神社由緒略記」によると、昔は白山妙理権現と呼ばれ、親子・兄弟姉妹・夫婦、朋友など全ての仲を守る和の守護神であり、また水の大元の神様として崇拝されていたそうです。
地元の神様でもありますが、もう一つ縁結びの神様としても有名です。それは主祭神である菊理媛神(くくりひめのかみ)に由来しています。
菊理媛神(くくりひめのかみ)は日本書紀に登場する女神の一人で、日本をつくられたイザナギノミコトとイザナミノミコトのケンカを仲裁したと伝えられています。
菊理媛神(くくりひめのかみ)の「くくり」は「括る(くくる)」につながるため、縁を括る「縁結びの神様」として知られるようになりました。
また、イザナギノミコトとイザナミノミコトは別々の道を歩むことになったことから、穏便な別れとなる「縁切りの神様」でもあります。
全国各地にある白山神社、どの御祭神も菊理媛神(くくりひめのかみ)なので、大阪市城東区が遠い方はお近くの白山神社に参拝してみて下さい。
遥拝所があります。遥拝所とは、遠く離れた場所から神仏を拝むために設けられています。
丸い輪の中から向こう側が見えるようになっています。あわせてお参りしましょう。
白山神社の拝殿すぐ左側に天然記念物であるイチョウの木があります。
大坂冬の陣で東軍の将、本田出雲守忠朝が陣屋にさだめ、イチョウの木に登り戦況を偵察したと伝えられています。
※当時はたくさんのイチョウの木があったので、このイチョウの木ではないかもしれません。
11月下旬になるとイチョウが見頃を迎えます。
エネルギーを感じられるのでイチョウの木にもあわせてお参りして下さい。
- 主祭神:菊理媛神(くくりひめのかみ)
- ご利益:縁結び、縁切り、夫婦・家族円満など和の神様
- 創建:不詳
お守り
お守りは拝殿すぐ右側にある社務所でいただけます。
はだ守り
白山神社の「はだ守り」。総合的なご利益がいただけます。
カラーは赤色と紺色のお守り袋から。初穂料500円。肌身離さず持っていればご利益がありそう。
肌守りの裏側。
白山神社良縁御守
縁結びの神様・くくりひめのご利益がいただけそうな良縁お守り。初穂料500円。
厄除開運御守
こちらはプレートになった白山神社開運厄除御守。
未然に防いでくれて、開運に繋がるお守りです。
アクセス
- 住所:大阪市城東区中浜2-3-15(Google Map)
- アクセス①:大阪メトロ中央線・今里線「緑橋駅」より徒歩8分
- アクセス②:JR環状線「森ノ宮駅」、大阪メトロ中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」より徒歩13〜15分
- アクセス③:JR学研都市線「鴫野駅」、大阪メトロ今里線「鴫野駅」より徒歩15〜17分
- 駐車場:なし
緑橋駅が最寄駅になりますが森ノ宮駅や鴫野駅からでも行けます。
森ノ宮病院の向かいにあるローソンの間の細い道を行くと橋があります。平野川の橋を越えるとすぐ左折し直進すると白山神社に着きます。
小さな神社なので駐車場はありません。
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