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鵲森宮(森之宮神社)のご利益、アクセスについて

鵲森宮(森之宮神社)

大阪府中央区森ノ宮中央にある「鵲森宮(森之宮神社)」は病気平癒、厄除け、五穀豊穣、導き・方角、縁結び、金運、五穀豊穣、合格祈願などの神様です。

聖徳太子とその父母が祀られている歴史ある神社。現在はとても小さい神社ですが、昔はかなりの広さだったことがわかっています。

病気平癒、厄除け、五穀豊穣、導き・方角、縁結び、金運、五穀豊穣、合格祈願のご利益がある「鵲森宮(森之宮神社)」の御祭神、ご利益、アクセスについて紹介します。

 

ご利益・歴史

鵲森宮(森之宮神社)拝殿

用明天皇(ようめいてんのう)、穴穂部間人皇后(あなほべはしひとこうごう)、聖徳太子を御祭神としています。

読み方は「かささぎもりのみや」。主に「森之宮神社(もりのみやじんじゃ)」と呼ばれています。

歴史

鵲森宮(森之宮神社)手水舎

元々、この場所は大和政権で軍事・警察・裁判を担当した物部氏の本宅があった場所になります。

崇峻天皇2年(589年)に聖徳太子が物部守屋との戦いに必勝を祈願し、勝利したら四天王像をつくると誓いました。

蘇我馬子と共にその戦いに勝利すると、まず聖徳太子の父・用明天皇(ようめいてんのう)と母・穴穂部間人皇后(あなほべはしひとこうごう)を神様としてお祀りし、当神社を創建。

その後、聖徳太子は四天王像を作り、この森に「元四天王寺」を創建されました。その後、聖徳太子自身も祀られています。

 

鵲森宮(森之宮神社)名前の由来となったカササギ

鵲森宮(森之宮神社)の名前の由来は、上古難波の社と云っていた推古天皇の時代、聖徳太子の命により吉士磐金(きしいわかね)が新羅に使者として渡りました。

新羅より帰国したときに、二羽の鵲(かささぎ)を献上したと「日本書紀」推古6年夏4月に記載されています(上の写真の鳥がカササギ)。

※鵲(カササギ)とは、カラス科の鳥で、朝鮮烏(ちょうせんがらす)のこと。

鵲(カササギ)をこの森で飼ったことから「鵲の森」と呼ばれるようになりました。その他「森之宮」や「森明神」とも言われています

※1098年の古地図「難波之古図」によると、「鵲ノ森」という名前が記載されています。北側に玉造ノ岡(現在の大阪城)や亀の池があり、この周辺は天王寺旧地と記載もあり。

森之宮神社は元々はとても広い社領で、現在の城東区の天王田(てんのうでん)、大東市の御供田(ごくでん)というのも社領の一部で、現在は地名だけが残っています。

織田信長の石山本願寺(大坂本願寺)攻め「石山合戦」で、消失しますが、直後に再建。

鵲森宮(森之宮神社)の狛犬(第2次世界大戦の機銃掃射跡)

昭和20年(1945年)の大阪大空襲では消失を免れましたが、狛犬の台座下部にアメリカの戦闘機の機銃掃射の痕跡が残っています。

 

鵲森宮(森之宮神社)境内にある大伴家持歌碑

歌人・大伴家持が難波宮で防人(さきもり)を管理する担当をしていました。鵲森宮(森之宮神社)は難波京の東の域内にありました。

大伴家持の歌碑「かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」が境内にあります(「新古今和歌集」「小倉百人一首」)。

 

鵲森宮(森之宮神社)境内にある亀井水

亀井水の石碑。鵲森宮(森之宮神社)周辺に亀の井(井戸)がありました。古地図に「元亀井」という表記があります。

古地図「大阪玉造繁栄之図」に描かれている鵲森宮(森之宮神社)とその周辺

古地図「大阪玉造繁栄之図」にはミニテントに「浴室」や「カササギヤ(鵲屋)」があることから、神社またはその前に銭湯(または温泉)があったようです。

すぐ横(東側)に猫間川(ねこまがわ)が流れていて、小舟を降りたり、鵲の橋を渡って鵲森宮(森之宮神社)に行けるようになっています。

 

鵲森宮(森之宮神社)の古写真(鵲の橋と猫間川)

猫間川は明治時代に埋め立てられ、現在は道路「猫間川筋」が残っています。

上の写真は猫間川が埋め立てられる前の様子。鵲の橋とその向こう側に森之宮神社の鳥居が見えます。

 

鵲森宮(森之宮神社)の摂末社「五幸稲荷社」

境内には摂末社「五幸稲荷社」もあり、複数の神様が祀られています(詳細は下記)。

 

ご利益

鵲森宮(森之宮神社)に祀られている神様

聖徳太子が父・用明天皇の鈴を持って病を治したことから病気平癒のご利益があります。

社宝「疫癘(えきれい)の鈴」が社務所でいただけます。

 

鵲森宮(森之宮神社)の摂末社「五幸稲荷社」

摂末社「五幸稲荷社」は由緒書きによると、火難・水難・盗難飢餓・産難から逃れる宇賀御魂神(ウカノミタマ)を祀ることから、厄除け、五穀豊穣のご利益があります。

鵲森宮(森之宮神社)の摂末社「五幸稲荷社」の由緒書

平成に猿田彦命(サルタヒコ)、大己貴命[オオナムチ=大国主命(オオクニヌシ)]、熊鷹大明神、烏丸明神(カラスマルミョウジン)、天神、八幡大明神、忌部社[手置帆負命(タオキホオヒノミコト)、彦狭知命(ヒコサシリノミコト)]、真目宮[まなめのみや=布留魂命(フルノミタマノミコト)]を合否していることから、導き・方角、縁結び、金運、五穀豊穣、合格祈願などの幅広いご利益が期待できます。

すぐ隣りのビルの屋上に奥社があり、天照大神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミ)、素盞嗚命(スサノオ)が祀らえています。

 

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アクセス

鵲森宮(森之宮神社)

  • 住所:大阪市中央区森ノ宮中央1丁目14-4(Google Map
  • アクセス①(最寄駅):JR大阪環状線「森ノ宮駅」徒歩1分
  • アクセス②(最寄駅):大阪メトロ・中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」⑦-A番出口より徒歩1分
  • 駐車場:なし

電車の場合

JR環状線「森ノ宮駅」下車すぐ前にあります。

大阪メトロ「森ノ宮駅」からは7-Aから出るとすぐ隣りにあります。エレベーターあり。

JRと地下鉄の合計3線あるのでとても便利です。

 

駐車場

小さな神社なので駐車場はありません。

電車でいくようにしましょう。

 

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