大阪府枚方市の「日置天神社」は厄除け、健康長寿、学業成就、合格祈願の神様です。
一番最初に最初に登場した神様・アメノミナカヌシと菅原道真が祀られています。
厄除け、健康長寿、学業成就、合格祈願のご利益がある「日置天神社」の主祭神、ご利益について紹介します。
ご利益・歴史
天之御中主神(アメノミナカヌシ)と菅原道真(すがわらのみちざね)を御祭神とするのが「日置天神社」です。
読み方は「ひおきてんじんじゃ」。
歴史
日置天神社がある場所は「日置山遺跡」がありました。
古墳時代〜中世の複合遺跡で、昭和57年(1982年)の発掘調査では、中世の貝塚、溝、土坑や、日置郷の開発のために破壊された古墳(方形墳)と見られる遺構が確認されています。
この周辺には「日置千軒」と伝わる跡が眠っていると推測されます。
参考:日置天神社「日置山遺跡」説明板より
日置天神社の伝承によると、惟喬親王(844年〜897年)が交野ヶ原で狩猟した時に、鷹の姿が見えなくなり、日没を惜しんで「日を止め置かせ給え」と天神様に祈願されたことから「日置天」と名付けられたと言われています。
中世では、東高野街道の道筋に発達した日置郷という集落が賑わい、社寺が多かったようですが、南北朝時代の動乱で、戦禍に見舞われ、14世紀中頃からは民家や堂塔は滅んでしまいました。
その後、16世紀中頃からは、蓮如(真言宗8世)の六男・蓮淳を招き、この場所を寺内村(招堤寺内村)として再開発した時に、日置天神社を氏神として再建したと伝わっています。
参考:日置天神社の説明板より
- 秋季例祭:10月10日
ご利益
日置天神社の御祭神は天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)と菅原道真(すがわらのみちざね)。
アメノミナカヌシは「古事記」によると、神様の中で一番最初に出現した神様です。
宇宙と繋がる神様で最高神。色々な今後起こりうる悪いことを未然に防いでくれる厄除のご利益があります。
また、先に(起こらないように)守ってくれることから、今後何も起こらずに健康長寿でいられるという神様。
宇宙から見守ってくれているので、スピリチュアル界からも「アメノミナカヌシ様」と人気が高い神様です。
▲菅原道真公の「撫で牛」
菅原道真は(上の「歴史」で紹介した)惟喬親王が天神さまに祈願されたという伝承以後に祀られたことから9世紀頃にこの地に祀られたと考えられます。
菅原道真は学問の神様であることから、学業成就と合格祈願のご利益があります。
以上の2柱(2神)が御祭神。
その他、境内に末社があります。
末社「稲荷神社」
- 由緒:不明
- 御祭神:宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
ウカノミタマは五穀豊穣のご利益があります。
末社「三社神社」
- 由緒:不明
- 御祭神:天照大神(アマテラスオオミカミ)、春日大神(天児屋根命:アメノコヤネノミコト)、八幡大神(品陀和気命)
- 主祭神:天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)、菅原道真
- 末社「稲荷神社」:宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
- 末社「三社神社」:天照大神(アマテラスオオミカミ)、春日大神(天児屋根命:アメノコヤネノミコト)、八幡大神(品陀和気命)
- ご利益:厄除け、延命長寿、健康、学業成就、合格祈願
- 創建:16世紀中頃
アクセス
- 住所:大阪府枚方市招提南町2丁目28(Google Map)
- お問い合わせ(電話番号):090-7758-4367
- アクセス:京阪本線「牧野駅」より徒歩35分、JR学研都市「藤阪駅」より徒歩50分
- 駐車場:なし
電車の場合
京阪本線「牧野駅」より徒歩35分、JR学研都市線「藤阪駅」より徒歩50分
京阪「牧野駅」とJR学研都市線「藤阪駅」の間付近にあります。1号線沿い。徒歩だとかなり遠いです。
駐車場は無し
- 駐車場:なし
小さな神社なので駐車場はありません。鳥居のすぐ横付近にスペースがありますが、駐車場かは不明。車で行く方は問い合わせして下さい。
枚方高槻線(17号線)から水道道(18号線)、そして日置今池街道に入ると着きます。
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