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深江稲荷神社のご利益、アクセスについて

深江稲荷神社

大阪市東成区にある「深江稲荷神社」は五穀豊穣、導き、道案内、芸能上達の神様です。

旧深江村の氏神様で、笠づくりをしていた大和笠縫(かさぬい)氏が移住した「摂津笠縫邑跡」があります。

五穀豊穣、導き、道案内、交通安全、芸能上達のご利益がある「深江稲荷神社」の御祭神、ご利益、アクセスについて紹介します。

 

ご利益・歴史

深江稲荷神社 本殿

本社三柱を倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)、猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)、天細女大神(アメノウズメノオオカミ)を御祭神としています。

現在は摂社「天神社」の御祭神である月讀大神(ツキヨミノオオカミ)、稚日女大神(ワカヒルメノオオカミ)、軻遇突智大神(カグツチノオオカミ)、下照姫大神(シタテルヒメノオオカミ)も本殿に合祀されました。

読み方は「ふかえいなりじんじゃ」。

歴史

深江稲荷神社由緒

笠づくりの大和笠縫(かさぬい)氏の祖が現在の地に移住し、下照姫命(シタテルヒメノミコト)を奉祀したのが始まりとされています。

その後、元明天皇和銅年間(708年〜715年)に山城国稲荷神社の分霊・宇賀御魂神(ウカノミタマノカミ)を勧請し創建されました。

子孫が定住し菅笠づくりに従事してきたことから笠縫部(かさぬいべ)との関係が深く、別名「菅の里」と呼ばれていました。

菅笠の産地として全国的に有名で、本居宣長の随筆「玉勝間」にも「笠縫島は今摂津国東生郡(現在の大阪市東成区)の深江村という所なるべし」と記載されています。

最盛期は江戸時代で、作られた笠は伊勢参宮の道中用に使われたり、伊勢神宮式年遷宮や天皇即位式大嘗祭(だいじょうさい)には、現在でもここから納められています。

神社境内が「笠縫邑跡(かさぬいむらあと)」であることから、現在は「深江管笠ゆかりの地」と指定されています(下の写真参照)。

深江稲荷神社「深江菅笠ゆかりの地」「摂津笠縫邑跡」石碑

 

慶長8年(1603年)豊臣秀頼が片桐且元、加藤嘉明に命じ、社殿が改築されましたが、慶長19年(1614年)大坂夏の陣で消失。

※この時期大坂城周辺の神社のほとんどが改築されました。徳川家康が豊臣秀頼に大金を使わせて、その後攻めることを目的にしていたようです。

その後、宝暦10年(1760年)に本殿と絵馬堂を再興、寛政8年(1796年)に本殿・拝殿を加え、石鳥居を再建しています。

文化14年(1817年)に本殿・拝殿の修理、明治25年(1892年)に拝殿改築、幣殿が新築されています。

 

ご利益

深江稲荷神社の鳥居

倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)は稲荷神社に祀られている神様で、深江稲荷神社にも祀らえています。

衣食住や生活に関係する神様で、五穀豊穣のご利益があります。

 

猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)は「古事記」や「日本書紀」によると、道案内をした神様で導き、旅行、交通安全のご利益があるとされています。

天細女大神(アメノウズメノオオカミ)は「古事記」や「日本書紀」によると、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に隠れた時に、岩戸の前で神楽をされました。

独特の踊りだったことから、神様たちが大笑いした声が気になり、アマテラスが岩戸から顔を出しました。

その神話が由縁で、アメノウズメノミコトは芸能の祖神とされ、芸能上達のご利益があるとされています。

猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)と天細女大神(アメノウズメノオオカミ)は夫婦になりました。

 

摂社「天神社」も本殿に合祀されていることから、月讀大神(ツキヨミノオオカミ)、稚日女大神(ワカヒルメノオオカミ)、軻遇突智大神(カグツチノオオカミ)、下照姫大神(シタテルヒメノオオカミ)のご利益もいただけます。

稚日女大神(ワカヒルメノオオカミ)下照姫大神(シタテルヒメノオオカミ)は、縁結びや美容・美人祈願のご利益があるとされています。

また、軻遇突智大神(カグツチノオオカミ)火の神様であることから、火災除け、土地の守護、鉱業守護のご利益があります。

1年に1度、火のお祭り「火焚祭」も行われています。

 

 

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アクセス

深江稲荷神社の鳥居

  • 住所:大阪府大阪市東成区深江南3丁目16-17(Google Map
  • 電話番号:06-6971-4223
  • アクセス①(最寄駅):大阪メトロ千日前線「新深江駅」より徒歩10〜11分
  • アクセス②(最寄駅):近鉄奈良線・大阪線「布施駅」より徒歩11分
  • アクセス③(バス):大阪シティバス86号「高井田」停留所より北西に100m
  • 駐車場:あり(数台駐車できるがコインパーキングを推奨)

電車の場合

大阪メトロ千日前線「新深江駅」から東に徒歩約11分。近鉄奈良線・大阪線「布施駅」から北に徒歩約11分。

どちらもほぼ11分ほどなので、両方の駅が最寄駅と言えます。

 

車の場合:駐車場

数台駐車できるスペースがあります。鳥居の隣りから入ってすぐ左付近。

ただし、深江稲荷神社がコインパーキングを推奨しているので、電車で行くことをおすすめします。

 

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