神産みの時代の続きです。妻イザナギがカグツチを生んだ時に、大やけどによりなくってしまいます。
夫であるイザナギは亡くなったイザナミを連れ戻すために、死者の国である「黄泉の国」に向かうことになりました。
黄泉の国との境目にある黄泉平坂(黄泉比良坂)で出会う神様
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、亡くなった妻・伊邪那美命(いざなみのみこと)を連れ戻すために黄泉の国(死者の国)に向かいます。
しかし、イザナミは夫イザナギに「私の姿を見ないでください」と言いますが、イザナギは待ちきれずに火をともしイザナミの顔を見てしまいました。
すると、イザナミは以前とは異なり醜い化け女になっていたのです。
軍隊を引き連れて追いかけてくる中、イザナギは逃げましたが、イザナミはしつこく追いかけてきます。
▲写真は島根県の黄泉比良坂(よもつひらさか)。
この世の境界と黄泉の国(死者の国)との境目にある黄泉平坂(黄泉比良坂)で、2人は黄泉の国の番人「泉守道者(よもつちもりびと)」と「菊理媛神(くくりひめのかみ)」に出会います。
- 泉守道者(よもつちもりびと)
- 菊理媛神(くくりひめのかみ)
菊理媛神(くくりひめのかみ)はイザナギとイザナミに話しかけます。
何を言ったのかについてはわかりませんが、その言葉に2人は納得し、イザナミは黄泉の国へ、イザナギはこの世に戻ることができたと言われています。
このことからククリヒメは縁結びの神様と言われています。
その後、イザナギは千引の岩で塞ぎ、イザナミと永遠の別れとなりました。
約束を破られた時イザナミは「あなたの国の人々を1日に千人殺してしまおう」と言いますが、イザナギは「では、私は1日に1500人の人を生もう」と話しました。
それから毎日たくさんの人が死にますが、より多くの人が生まれるようになったということです。