京都・今熊野の「新熊野神社」は病気平癒(お腹の神様)、健康長寿、大学受験・転職・商売繁盛など新事業などの目標達成、芸能上達、縁結びの神様です。
呼び方は「新熊野」と書いて「いまくまの」と言います。
平安時代末期、後白河法皇によって創建されました。ご利益が複数あるのはそれぞれ理由があります。
病気平癒や健康、目標達成、芸能上達、縁結びことに関するご利益がある新熊野神社の主祭神、ご利益、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益・歴史
新熊野神社歴史とご利益をまとめました。
歴史
今熊野にある新熊野神社は平安時代の末期、永暦元年(1160年)に後白河法皇により創建されました。
退位後に院政を行い、その時に住んでいたのが三十三間堂の東にある法住寺。その鎮守社として新熊野神社が、鎮守寺として三十三間堂が創建されています。
寺の「三十三間堂」と神社の「新熊野神社」はセットで創建されたことになります。
後白河法皇は熊野詣を34回参拝していますが、これから先も参拝し続けることが難しいということで、熊野大社の新宮・別宮として創建されたのが、この新熊野神社になります。
その後、応仁の乱で神社が焼けてしまいますが、江戸時代、寛文13年(1663年)に聖護院宮道寛親王(後水尾上皇の皇子)によって修復され現在に至ります。
ご利益
新熊野神社のご利益は複数あります。
病気平癒(特にお腹の神様)・健康長寿・安産のご利益
病気平癒・健康長寿のご利益があるのは、新熊野神社の境内にある楠(くすのき)「くすのき大権現」に由来しています。
境内の説明文によると、熊野から移植した後白河法皇のお手植えの神木と言われています。
樹齢900年以上の楠は、「影向(ようごう)の大楠」と知られ、今でも伸び続けていることからその成長力にあやかり、健康長寿のシンボルとなっています。
特に昔からお腹の病に効果があると言われており、胃腸の病回復以外に、安産の守り神として信仰されています。
※お守りと御朱印は下記しています。
参考:新熊野神社の境内にある説明板にも、お腹を守護する神様、安産の守り神の説明あり
勝運・目標達成のご利益
新熊野神社は熊野大社・八咫烏(ヤタガラス)のご利益があります。
八咫烏(ヤタガラス)と言えば、初代天皇・神武天皇を勝利に導いた三本足の鳥です。
そのため、大学受験、転職、商売繁盛など新事業や目標達成のご利益があるとされています。
縁結びのご利益
新熊野神社は能楽の創始者の世阿弥、そのスポンサーである室町幕府3代将軍・足利義満が出会うことで、世阿弥が有名になりました。
熊野の神様が世阿弥と足利義満を引き合わせたことから、縁結び・良縁のご利益があるとされています。
芸能上達のご利益
新熊野神社は「能楽発祥の地」としても知られています。
室町幕府3代将軍・足利義満からの助けにより世阿弥が出会い、そして能楽を芸術にまで大成させたことから芸能上達のご利益があるとされています。
- 主祭神:熊野牟須美命(クマノクスビノミコト)
- ご利益:病気平癒(病魔退散)、健康長寿、目標達成、芸能上達、縁結び
- 創建:永暦元年(1160年)
お守り
新熊野神社のお守りを集めました。
健康長寿お守り(お腹に効く)
お腹によく効くと言われている「健康長寿お守り」。参拝者がよくこのお守りを求めて来られるという。
楠とあわせていただきましょう。
芸能上達お守り
能楽発祥の地ということで、能面が刺繍された「芸能上達お守り」。
芸能上達のご利益がいただけます。
御朱印帳
八咫烏のスタンプとくすのき大権現のスタンプが押された御朱印。
くすのき大権現には「健康長寿・病魔退散・特にお腹守護」の文字があります。
アクセス
- 住所:京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42(Google Map)
- 電話番号:075-561-4892
- アクセス①(最寄駅):JR/京阪「東福寺駅」より徒歩9分
- アクセス②:京阪本線「七条駅」より徒歩15分
JRまたは京阪「東福寺駅」から徒歩10分ほどにあります。京阪「七条駅」だと15分ほど。
また、京都駅からだと市バス208系統で10分ほどです。
大楠が森のようにそびえ立っているのでわかると思います。
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