京都府綾部市にある「阿須須岐神社」はアメノミナカヌシ、カミムスビ、タカミムスビの造化三神、道主貴神が祀られている神社です
厄除け、健康長寿、航海安全、交通安全のご利益がある「阿須須岐神社」の御祭神、ご利益について紹介します。
ご利益・歴史
天之御中主神(アメノミナカヌシ)、神皇産靈神(カミムスビノカミ)、高皇産靈神(タカミムスビノカミ)、道主貴神(ミシヌシノチノカミ)とするのが「阿須須岐神社」です。
読み方は「あすすぎじんじゃ」。吾雀宮(あすすぎのみや)、金宮大明神(かねのみやだいみょうじん)とも呼ばれています。
※阿須須岐神社、阿須須伎社、阿須々岐神社など、表記が色々ありますが、どれも同じ神社のこと。
歴史
阿須須岐神社の創建は不詳ですが、神社のすぐ後ろにある金ヶ峰は古代から進行されていた霊山であることから、山を信仰する原始信仰が神社として発展したと考えられています。
当初は金ヶ峰山頂に鎮座していましたが、和銅6年(713年)に現在の場所に移りました。
社伝によると元慶3年(879年)に慶雲が出現したと書かれています。
延長5年(927年)編纂の「延喜式神名帳」にも式内社として記載されています。
神仏習合により金宮大明神となりますが、明治時代の神仏分離令により、明治12年式内社にある阿須須岐神社(阿須々岐神社)の社号が認可されています(元の名前に戻った)。
現在の本殿は江戸時代、享保6年(1721年)に再建されたものです。
一間社流造、檜皮葺、境内大川神社社殿は、元禄14年(1701年)に建てられたもので、一間社、流造、板葺、両社殿共江戸時代中期に建てられた社殿建築の遺構として貴重なことから京都府登録文化財に、境内全域が阿須々岐神社文化財環境保全地区に指定されています。
今から約1400年前、金丸親王(麻呂子親王)の子孫である金里宰相が、金宮大明神(現在の阿須々岐神社)にミョウガをを植え、国家安泰と子孫繁栄を祈ったと記されています。
その後、志賀郷では不思議な出来事がいくつも起こり、人々はこれを「志賀郷の七不思議」と呼ぶようになりました(阿須須岐神社を含む7つの不思議な現象)。
この伝えを今に残しているのが「お茗荷祭(おみょうがまつり)」で、毎年2月3日(節分の日)に茗荷占いをして、稲作の豊凶を神意に問う神事です。
ご利益
御祭神のアメノミナカヌシ、カミムスビ、タカミムスビは「古事記」によると、神様の中で一番最初に出現した宇宙と繋がる神様で最高神。(造化三神)
今後起こりうるであろう悪いことを先に防いでくれる厄除けのご利益があります。
また、先に(起こらないように)守ってくれることから、今後何も起こらずに健康長寿でいられます。
宇宙から見守ってくれているので、スピリチュアル界からも「アメノミナカヌシ様」と人気が高い神様です。
そして道主貴神(ミシヌシノチノカミ)は宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる海の神様であることから、航海安全、交通安全のご利益があるとされています。
- 御祭神:天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、神皇産霊神(カミムスビノカミ)、高皇産霊神(タカミムスビノカミ)、道主貴神(ミシヌシノチノカミ)
- ご利益:厄除け、健康長寿、航海安全、交通安全
- 創建:不詳[現在の地は和銅6年(713年)]
アクセス
- 住所:京都府綾部市金河内町東谷1(Google Map)
- アクセス:JR綾部駅より車で25分(電車と徒歩では遠すぎてて行けない、車が必要)
- バス:あやバス「金川内」バス停下車、徒歩すぐ
- 駐車場:あり?
電車の場合
JR綾部駅より車で北に25分。徒歩では行けないので、タクシーが必要。
バスの場合
あやバス「金川内」バス停下車、徒歩すぐですが、バスの本数が少なくおすすめできません。
駐車場
- 駐車場:あり?
綾部駅から北に20kmほど(約25分)行くとあります。
府道490号線を進み、京都縦貫道下の高架をくぐり、あやバス「金川内」バス停を左折すると着きます。
鳥居前付近に駐車スペースがありますが、駐車場かどうかは未確認です。
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