倭姫命(やまとひめ)のご利益と御祭神の神社

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)

最近スピリチュアル界で話題になっている倭姫命(ヤマトヒメノミコト=大和比売)はどんな神様なのか?またどのようなご利益があるのか?

簡単な説明、ご利益、呼び方・表記、祀られている神社について一覧でまとめています。

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倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はどんな神様?、どんなご利益があるの?

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はどんな神様か?、どんなご利益があるのか?についてまとめました。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はどんな神様?

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)は古事記や日本書紀など、日本神話に登場する神様です。

11代崇神天皇の第4皇女で、母は皇后の日葉酢媛命(ヒバスヒメノミコト)。ヤマトタケルノミコト(日本武尊/倭建命)叔母(おば)

お墓は宇治山田陵墓参考地が倭姫命御陵とされています。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はヤマトタケルノミコト(日本武尊)をサポート(その1):女装して倒すことを助言

大鳥大社の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像

大鳥大社境内にあるヤマトタケルノミコト像

ヤマトタケルノミコト(日本武尊)が九州のクマソタケル(熊襲健)の討伐を命じられます。

ヤマトタケルノミコト(日本武尊)は伊勢にいる叔母の倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に相談(相談1回目)。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)は衣装を貸してあげ、その衣装で女装したヤマトタケルノミコト(日本武尊)は宴会に忍び込み、油断したクマソタケル(熊襲健)を倒したのです。

 

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)は伊勢神宮・皇大神宮を創建、天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀り八咫鏡を奉納

垂仁(すいにん)天皇の時代に、倭姫命(ヤマトヒメノミコト)は各地を巡行。

最終的に伊勢(後の伊勢神宮)にたどり着き、そこに天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀りました。

三種の神器の一つ・八咫鏡(やたのかがみ=やたかがみ)を奉納(元伊勢も含む)。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)は信託から皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされています。

矢沢弦月「皇大神宮奉祀」に描かれている倭姫命(ヤマトヒメノミコト)

矢沢弦月「皇大神宮奉祀」に描かれている倭姫命(ヤマトヒメノミコト)

伊勢神宮に奉仕した最初の人物だとされていることから(斎宮の起源)、伊勢神宮創建に欠かせない神様です。

神嘗祭(かんなめさい)などの年中のお祭り、神田などの御料地などを定めたり、斎戒、祓えを示したりなど、神宮のお祭りと経営の規模を確立しました。

参考:倭姫宮(やまとひめのみや)のパンフレットより

 

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はヤマトタケルノミコト(日本武尊)をサポート(その2):草薙剣を与える

 

草薙剣(くさなぎのつるぎ)

次にヤマトタケルノミコト(日本武尊)は東の平定に向かうように命じられます。

再び叔母の倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に相談(相談2回目)。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はヤマトタケルノミコト(日本武尊)に三種の神器の一つ・草薙剣(くさなぎのつるぎ)=天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)小さな袋を渡します。

その草薙剣(くさなぎのつるぎ)で草を刈り取り、刈り取った草を積み重ねたあと、火打ち石で火をつけると風向きが変わり、豪族を倒し、東国の平定に成功しました。

 

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はどんなご利益があるの?

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)はヤマトタケルノミコト(日本武尊)の叔母で、何度もサポートしたことから、悩みを解決してくれる「諸願成就」「心願成就」のご利益があります。

また、伊勢神宮の創建に携わったことから「仕事運向上」「出世開運」のご利益、たくさんの人の助言を解決したことから「知恵」のご利益があるとされています。

またヤマトタケルノミコト(日本武尊)東西を平定を助けたことから「国家安泰」のご利益もあります。

やさしく助けてくれるというイメージを持つと良いでしょう。

  • 諸願成就
  • 心願成就
  • 仕事運向上
  • 出世開運
  • 知恵
  • 国家安泰

 

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倭姫命(ヤマトヒメノミコト)の呼び方・表記・別名

一般的な倭姫命(ヤマトヒメノミコト)以外にも呼び方は色々あります。書物や神社によって読み方が変わりますが、すべて同一神です。

呼び方・表記 意味
やまとひめ 一般的な呼び方。「偉大な国の主人」という意味
倭比売命(ヤマトヒメノミコト) 古事記での呼び方・表記。神社により呼び方が異なる
倭姫命(ヤマトヒメノミコト) 日本書紀での呼び方・表記。神社により呼び方が異なる

 

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が祀られている神社

最も有名なのは伊勢神宮の「皇大神宮別宮 倭姫宮(やまとひめのみや)」に祀られています。

祀られている神社が少ないのが特徴。遺跡は三重県にあります。合祀・配祀・相殿が多い。

神社名(滋賀県) 読み方 住所 ゆえん
皇大神宮別宮 倭姫宮 こうたいじんぐうべつぐう やまとひめのみや 三重県伊勢市楠部町 主祭神が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)
京都大神宮 きょうとだいじんぐう 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町 相殿神のうちの一柱が倭比売命(ヤマトヒメノミコト)
姫石明神 ひめしみょうじん 奈良県宇陀郡御杖村神末(円山公園内) 御祭神が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)。女性病を祈られたことから姫石と呼ばれるようになったという伝説
川田神社 かわたじんじゃ 滋賀県甲賀市土山町頓宮769 御祭神が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)
都美恵神社 つみえじんじゃ 三重県伊賀市柘植町2280 合祀神の内の一柱が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)
神戸神社 かんべじんじゃ 三重県伊賀市上神戸317 配祀神の内の一柱が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)
魚見神社 うおみじんじゃ 三重県松阪市魚見町815 配祀神の内の一柱が倭姫命(ヤマトヒメノミコト)

 

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