京都府八幡市にある「石清水八幡宮」は必勝、開運、厄除、方除け、災難除け、国家鎮護などの神様です。
京都と大阪の丁度中間に位置し、京阪電車から見える男山を境内としており、歴史に何度も登場する有名な神社です。
必勝、開運、厄除、方除け、災難除け、国家鎮護のご利益がある石清水八幡宮の主祭神、ご利益、ご祈祷、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益・歴史
豊応神天皇(おうじんてんのう)、比咩大神(ヒメオオカミ)、神功皇后(じんごうこうごう)を主祭神とするのが「石清水八幡宮」です。
読み方は「いわしみずはちまんぐう」。
歴史
石清水八幡宮がある男山は、都(京都)から見て裏鬼門(南西)に位置することから、鬼門(北東)の比叡山延暦寺と共に、都の守護、国家鎮護の神社でした。
平安時代、清和天皇の859年(貞観元年)に、八幡大神が宇佐八幡宮に滞在中の行教(大安寺)の夢に現れ、「都に近い男山の峰に遷り国家を鎮護する」と進言したことが石清水八幡宮の起源となっています。
その後、860年(貞観2年)に、八幡造の社殿を造営し、鎮座しました。元社は川の向かいにある離宮八幡宮。
現在の社殿は1631年(寛永8年)〜1634年(寛永11年)江戸幕府三代将軍徳川家光の造営。
明治時代には男山八幡宮と改称されますが、大正時代に元の石清水八幡宮に戻っています。
本殿などの建造物10棟が国宝に指定されています。二十二社(上七社)の一つ。
トーマス・エジソンは八幡の竹を使って白熱電球のフィラメントを作り、長時間の点灯に成功したことから、「エジソン記念碑」が建てられています。
ご利益
八幡大神は男山に鎮祭しており、都の守護神・国家安泰・必勝・弓矢の神様であることから、日本史に登場するあらゆる武将が祈願を行っています。
例えば織田信長や豊臣秀吉など。特に源義経は石清水八幡宮で元服し、八幡太郎義経と名乗ったことは有名です。
特に厄除や方位除け(方除け)、災難除けご利益がありますが、先が明るくなり道が開けるという開運などご利益があります。
本殿横からぐるっと一周、摂社・末社が並んでいます。あわせてお参りしましょう(写真は摂社「若宮社」)。
- 主祭神:応神天皇(おうじんてんのう)、比咩大神(ヒメオオカミ)、神功皇后(じんごうこうごう)
- ご利益:必勝、開運、厄除、方除け、災難除け、国家鎮護など
- 創建:859年(貞観元年)
お守り
総合運・全体運・諸願成就のご利益があるお守りを中心に集めてみました。
かぐや姫守
家内安全・心身健康・心願成就・開運招福のご利益がある「かぐや姫守」。初穂料1,000円。
旅行安全守
旅行に行くときのお守り「旅行安全守」。初穂料1,000円。
厄除開運守備「金矢守」
金の矢に厄除開運と刻印されている「金矢守」。初穂料1,000円。
開運金の福わらじ
「開運金の福わらじ」には以下のように書かれています。
- 縁起の良い菌わらじは財布の中に金を呼ぶ!
- 金わらじ履いて嫁さがし!
- 足のお守り金わらじ!
参考:「開運金の福わらじ」説明文より
厄除開運袋守
今年に入ってからやばいことが起こりまくってショート寸前🤷♀️だったので厄祓いが有名な石清水八幡宮に行ってきた~!
もう身体にお守りぶらさげて生活する pic.twitter.com/BRulfSoir5
— 詩央里 (@SHiORi_dkdk) February 23, 2020
白のお守り袋に金で「厄除開運御守」と刺繍されています。初穂料1,000円。
ご祈祷
石清水八幡宮では厄除開運、家内安全、必勝、社運隆昌、受験合格、交通安全、お宮参りなどのご祈祷をしていただけます。
- 厄除開運(前厄・本厄・後厄・廻り年、八方除け・方除け・災難除け)
- 社運隆昌・商売繁盛
- 安産祈願
- 初宮参り祈願(お宮参り)
- 十三参り祈願
- 必勝祈願(スポーツ、受験、就職)
- 交通安全祈願
- 受験合格祈願:エジソン合格祈願絵馬
- 祝歳参り祈願
祈祷受付所は本殿右側にあります。詳しくは電話にて確認して下さい。
- 毎日9時〜16時(お正月期間は変動あり)
- 電話番号:075-981-3001
アクセス
石清水八幡宮までのアクセス(行き方)を電車の場合と車の場合に分けて紹介します。
電車+ケーブルカーの場合
最寄駅は京阪本線「八幡市駅」。駅を下車するとすぐ男山ケーブルがあります。
ケーブルカーに乗車すると数分で「男山山上駅」に到着です。そこから徒歩5分で本殿に着きます。
「男山山上駅」横に展望台もあります。
電車+徒歩の場合
八幡市駅からケーブルカーに乗るとあっという間に山上に到着します。その時に感じるのは「近いから歩いて山上まで行けるのでは?」ということです。
実際に登ってみましたが、行きは上り坂なので軽いハイキングでした。20〜30分ほどで着きます。
スタートは一の鳥居から。一直線に進み、高良社を右手に見ながら進みます。二の鳥居を直進すると七曲り、表参道に続きます。
二の鳥居手前右には裏参道があります。こちらから少し近道になります。
上り階段が続きます。
三の鳥居を越えると一直線。遠くに南総門が見えたらあと一息です。
徒歩だと色々な史跡などが色々なところにあるので、ゆっくり参拝するのもいいものです。
車の場合:駐車場
- 八幡市駅近くに「山麓駐車場」あり(大型バスの駐車OK)
- 橋本側に「第一駐車場」「第二駐車場」あり
京阪「八幡市駅」一の鳥居近くに「山麓駐車場」があります。こちらは大型バスの駐車が可能です。
「山麓駐車場」駐車後はケーブルカーまたは徒歩で山上まで行きましょう。
そしてもう一つ、地元の方が利用する「第一駐車場」と「第二駐車場」があります(エジソン記念碑近く)。こちらは山上にあります。
橋本駅から車で行きます。途中とても細い道で、少しコツがいるので地元の人しか使いません。
もし行かれる方は「八幡市立公園・男山レクリエーションセンター」を目標に行くと着きます。最後はクネクネとした一直線になります。
- 住所:京都府八幡市八幡高坊30(Google Map)
- 電話番号:075-981-3001
- アクセス①:京阪本線「八幡市駅」より男山ケーブルカー「男山山上駅」下車徒歩5分
- アクセス②:京阪本線「八幡市駅」より徒歩25〜30分
- 駐車場:あり(2箇所)
- 開門:4月〜9月(5:30〜18:30)、10月(6:00〜18:00)、冬季(6:30〜18:00)
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