京都「御霊神社(上御霊神社)」は不安や怒り、ストレスなどの心を沈めてくれるの神様です。
桓武天皇の平安京遷都の時に、魂を鎮める場所として創建されました。
不安や怒り、ストレスなどの心を沈めることに関するご利益がある御霊神社(上御霊神社)の主祭神、ご利益、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益
崇道(すどう)天皇をはじめとする八所御霊を主祭神とするのが「御霊神社」です。
読み方は「ごりょうじんじゃ」。通称「上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)」と呼ばれています。
平安遷都の時に起こった疫病や天変地異は、無念の死を遂げた怨霊の祟り(たたり)だと考えられていました。
「魂を鎮める場所」として創建され、平安京の守り神として崇道天皇(先良親王)などの御神霊をお祀りしたのが由来です。
八所御霊の御祭神
- 崇道天皇(先良親王)
- 井上大皇后
- 他戸親王
- 藤原夫人(伊予親王の母:吉子)
- 橘逸勢
- 文屋宮田麿
- 菅原道真(火雷神)
- 吉備大臣(吉備真備)
※八所御霊は諸説あり。火雷神と吉備大臣はのちに追加された
疫病除けの霊社として有名になり、その後は不安や怒り、ストレスを抱えている人の「心の病気を沈めてくれる神社」として多くの参拝者が訪れています。
▲戦国時代が始まった「応仁の乱勃発地」碑もあります。
1467年、この付近すなわち御霊の森(上御霊神社境内)での合戦から「応仁の乱」は始まった。
(中略)
この戦は京都の都を披露させ、室町幕府の権威を失墜させたが、細川・山名両氏の間に和睦が成立し、1477年、11年間に渡る大乱はようやく終息をみた。
なお、山名宗全の墓は南禅寺の真乗院にある。
参考:「応仁の乱勃発の地」案内板より
- 主祭神:崇道天皇をはじめとする八所御霊
- ご利益:不安、怒り、ストレスなど、心の病を沈めてくれる、厄除け・疫病除け
- 創建:794年
お守り
厄除け・疫病除けや、不安、怒り、ストレスなどを沈めることにご利益のあるお守りを中心に集めてみました。
こころしづめ守り
心を落ち着かせられるという「こころしずめ守り」。心の病を沈めてくれる効果が期待できます。
巾着のようなお守り袋に入ったタイプ(カラーは緑色とピンク)とカードタイプがあります。
不安、ストレス、怒りなどを抱えている方は、このお守りをいただきましょう。
大祓詞(おおはらえことば)付き。
厄除開運御守
疫病除けの霊社で有名。未然に防いでくれる「厄除開運御守」。
アクセス
- 住所:京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊竪町495(Google Map)
- アクセス①(最寄駅):地下鉄烏丸線「烏丸口駅」より徒歩5分
- アクセス②:京阪本線「出町柳駅」より徒歩19分
- 駐車場:なし
- 拝観時間:日の出~日没(授与所9時~17時)
地下鉄「烏丸口駅」からすぐにあります。相国寺の少し北側。
また、京阪「出町柳駅」を鴨川沿いに上がり、上御霊前通を西に行くと20分ほどで着きます。
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