京都「八坂神社」は疫病除け、災難除け、家内安全、商売繁盛、恋愛成就などの神様です。
平安時代から鎮座しており、地元から「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。
疫病除け、災難除け、家内安全、商売繁盛、恋愛成就などにご利益がある八坂神社の主祭神、ご利益、お守り、アクセスについて紹介します。
八坂神社のご利益・歴史
スサノオノミコト(素盞鳴尊)、クシナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、ヤハシラノミコガミ[八柱御子神(八王子)]を主祭神とするのが八坂神社です。読み方は「やさかじんじゃ」。
八坂神社の歴史
平安京遷都(794年)以前から鎮座する古社で、全国に約2,300社ある八坂神社の総本社です。
通称「祇園さん」「八坂さん」と呼ばれています。
元々は牛頭天王(ごずてんのう)が祇園精舎の守護神であったことから、祇園神社や祇園社、祇園感神院と呼ばれていましたが、慶応4年=明治元年(1868年)の神仏分離令により八坂神社という名前に改名されました。
二十二社のうちの一社。
八坂神社のご利益
スサノオノミコト=牛頭天王(ごずてんのう)は八坂神社の主祭神で、疫病を防ぐ神様であることから、厄除けや疫病退散のご利益があります。
※牛頭天王(ごずてんのう)は薬師如来を本地仏としており、神道ではスサノオノミコトと同一神とされています。
明治以降に八坂神社という名前になりますが、それ以前から疫病除け、災難除け、家内安全、商売繁盛、恋愛成就などのご利益があることで有名です。
その中でも疫病除けの信仰が篤く、京都の町を疫病から守るために始まった祇園祭(7月中旬)は1,500年以上の歴史があります。
本殿は国宝にしていされており、中央(中御座)にスサノオノミコト(素盞鳴尊)、東御座にクシナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、西御座にヤハシラノミコガミ[八柱御子神(八王子)]が祀られています。
クシナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)はスサノオの妻で、ヤハシラノミコガミ[八柱御子神(八王子)]はスサノオの子供たちです。
境内には「悪王子神社」があります。この末社にはスサノオの荒魂が祀られています。あわせてお参りしましょう。。
- 主祭神:スサノオノミコト(素盞鳴尊)、クシナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)、ヤハシラノミコガミ[八柱御子神(八王子)]
- ご利益:疫病除け、災難除け、家内安全、商売繁盛、恋愛成就
- 創建:伝・斉明天皇2年(656年)
八坂神社のお守り
疫病除けや厄除けなどのお守りは、本殿後ろの舞台横付近にある社務所でいただけます。
厄除開運御守
厄除け(未然に防いでくれる)お守りです。それにより開運がもたらされます。
色はピンクと黄緑の2色ありました。
祇園八坂神社守護所
「祇園八坂神社守護所」カードタイプのお守りで、ご利益は①「厄除開運・除災招福」、②「縁結び・良縁成就」、③「学業成就・合格祈願」の3種類ありました。
しあわせまもり(愛)
「愛」と刺繍されたしあわせまもり(幸せ守)。
手の中で優しくお守りを包み込み、願いを込めると願いが叶うというお守りです。
「しあわせまもり」の裏側。京都祇園八坂神社と刺繍されています。
さらに詳しく
その他、末社「美御前社」のお守り「美守(うつくしまもり)」もあります。
八坂神社のアクセス
- 住所:京都市東山区祇園町北側625(Google Map)
- アクセス①:京阪本線「祇園四条」より徒歩5分
- アクセス②:阪急「河原町駅」より徒歩8分
- アクセス③(バス):JR京都駅より市バス206系統「祇園」バス停下車すぐ
- 駐車場:あり(ただし一般駐車は不可)
- 拝観時間:自由(授与所9時~16時30分)
電車の場合は、京阪・阪急とも四条通を東に行くと突き当りが八坂神社になります。
四条通から行くと西楼門を入ります。本殿の東側に「美御前社」「美容水」、北側に「刃物神社」、西側に「大国主社」があります。
駐車場はありますが、一般駐車はできなくなっています。結婚式やご祈祷の方だと思います。詳しくは問い合わせてください。
八坂神社には美容のご利益がある末社「美御前社」もあります。下の記事にまとめています▼
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