神社を参拝していると日本国国歌「君が代」の歌詞に出てくる「さざれ石」がある神社をいくつか見かけます。
さざれ石とは、細石と書きます。「細かくて小さな石が集まり、それがやがて大きな巌となる」という歌詞です。
「なぜ神社にさざれ石があるのか?」については、日本国国歌「君が代」に出てくるから、というのと、「古今和歌集」に出てくるからという2つの理由が多いようです。
今回はさざれ石がある関西の神社を紹介します(大阪府、京都府、兵庫県)。
1.大阪護国神社
大阪市住之江区にある「大阪護国神社」。
大阪府出身や縁故の殉国の英霊が祀られている戦没者を祀っている神社です。
幕末の天誅組や西南の役から含まれています。その他、仁徳天皇や東郷平八郎も祀らえています。
その大阪護国神社の境内に「さざれ石」があります。
大阪護国神社の霊石「さざれ石」。君が代の歌詞と説明文もあります。細かな石が集まっているのがわかります。
- 住所:大阪市住之江区南加賀屋1-1-77
- アクセス①(最寄駅):大阪メトロ四つ橋線・ニュートラム「住之江公園駅」の①番出口より徒歩1分
- アクセス②:ニュートラム「住之江公園駅」の①番出口より徒歩2分
- アクセス③(バス):大阪シティバス「地下鉄住之江公園」バス停より徒歩1〜3分
2.下鴨神社
京都・出町柳にある「下鴨神社」。世界遺産。
森の中を抜けると境内に繋がる神秘的な神社で、個人的に気に入っています。
その境内の中に縁結びの御利益があることで人気の末社「相生社」があります。
その近くに「さざれ石」があります。
▲下鴨神社のさざれ石。石が集まっているのがわかります。しめ縄付き。
説明板には「古今和歌集」に「さざれ石」が読まれており、「国歌の原典」となっているという表記があります。
- 住所:京都市左京区下鴨泉川町59
- アクセス(最寄駅):京阪「出町柳駅」より徒歩12分
- アクセス(バス):京都駅より市バス「下鴨神社前」または「糺の森下車」すぐ
3.乃木神社(京都)
乃木神社(京都)と言えば、明治時代の陸軍大将・乃木希典が祀られている神社です。
明治天皇を崇拝していることから、明治天皇のお墓「伏見桃山御陵」の近くにあります。その後軍神となりました。
その乃木神社の境内にも「さざれ石」があります。
▲乃木神社(京都)のさざれ石。伏見桃山御陵の屋根はさざれ石で覆っているそうです。
- 住所:京都府京都市伏見区桃山町板倉周防32-2
- アクセス①(最寄駅):JR奈良線「桃山駅駅」より徒歩10分
- アクセス②:京阪宇治線「桃山南口駅」より徒歩14分
- アクセス③:近鉄京都線「桃山御陵前駅」より徒歩15〜17分
4.生田神社
縁結びや恋愛運がアップすることで人気の生田神社。兵庫県神戸市にあります。
境内のパワースポット「生田の森」の手前付近に「さざれ石」があります。
▲生田神社にある「さざれ石」。しめ縄がついていて神様のように祀られています。
- 住所:兵庫県神戸市中央区下山手通1-2-1
- アクセス①:JR「三ノ宮駅」より徒歩7分
- アクセス②:阪神・阪急・地下鉄「三宮駅」より徒歩5分
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