大阪「高津宮」は縁結びや縁切り、良縁の神様です。
境内にある4つの坂が縁切りと縁結びと関係しています。また縁結びイベントなども行われています。
縁結びや縁切り、良縁のご利益がある高津宮の主祭神、ご利益、ご祈祷、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益
仁徳天皇、応神天皇、神功皇后、仲哀天皇、履中天皇、葦姫皇后を主祭神とするのが「高津宮」です。読み方は「こうづぐう」。
- 仁徳天皇:十六代天皇
- 応神天皇:仁徳天皇の父
- 神功皇后:仁徳天皇の祖母
- 仲哀天皇:仁徳天皇の祖父
- 履中天皇:仁徳天皇の長子
- 葦姫皇后
仁徳天皇が中央の本座に、応神天皇、神功皇后、仲哀天皇は左座に、履中天皇、葦姫皇后は右座に祀られています。
清和天皇の貞観八年(866年)に、勅命で難波高津宮の移籍を探索して、その場所に社殿を築き仁徳天皇を祀ったのが始まりです。
▲境内にある摂社「比売古曽神社」。元々この地にあった神社です。
高津宮の場所は当時、大阪府立高津高校付近にありました(校内には「高津宮址」碑があります)。
それから700年後、天正11年(1583年)に豊臣秀吉が大坂城を築城する際、「比売古曽神社」の境内(現在地)に御神体を移し現在に至っています。
比売古曽神社は地主神として摂社となりました。上の写真が「比売古曽神社」です。高津宮本殿沿いを左に行くとあります。
- 比売古曽神社(読み方:みめこそ神社)
- 御祭神:下照姫命(したてるひめのみこと)
- ご利益:子授け・安産の神様
▲本殿右に末社「高倉稲荷大神」があります。こちらは商売繁盛・芸能・技能上達の神様です。
- 末社「高倉稲荷大神」
- 商売繁盛・芸能・技能上達の神様
高津宮には4つの坂があります。表参道、北坂、西坂、相合坂があり、その中でも「相合坂」は縁結びの坂と呼ばれ、南北の両側から上れるように階段があります。
もう一つ「西坂」は縁切り坂として有名です。
縁切り坂の由縁は「摂陽奇観」巻六高津の条に「高津西の坂世俗去り、状坂と言う三下り半にまがっている」…。
参考:「相合坂と縁切り坂」より
以前は三下り半に道が曲がっていましたが、明治中期に改修し南側に南北両方から上れるように階段が造られました。これを相合坂と名付けています
男女それぞれが同時に北と南から上り、その頂上で出会うと相性が良いと言われています。
▲高津宮に良縁参拝順路の地図がありました。
▲本殿左上に行くと西坂(縁切り坂)があります。ここから下りましょう。
▲そして高津宮本殿左付近にある相合坂(縁結びの坂)を上ってきましょう。どちらの坂も説明文があるのでよくわかるようになっています。
イベント「高津宮縁結びパーティー」も行われているので参加してみてはいかがでしょうか。
- 主祭神:仁徳天皇、応神天皇、神功皇后、仲哀天皇、履中天皇、葦姫皇后
- ご利益:縁結び、縁切り、良縁、子授け・安産(比売古曽神社)
- 創建:866年(貞観8年)
お守り
縁結びにご利益があるお守りを中心に集めてみました。境内入ってすぐ右にある社務所でいただけます。
縁結び根付
青白赤色の紐の輪に鈴が付いた根付け。800円
錦守
色々な糸を使っている錦守。赤オレンジ、ピンク白、紫ピンク、濃緑青緑の4種類。
菊と桐の紋がはいっている珍しいお守りです。800円。
安産御守
高津宮の安産御守。摂社「比売古曽神社」は安産のご利益があるのであわせてお参りしましょう。
アクセス
- 住所:大阪市中央区高津1-1-29(Google Map)
- 電話番号:06-6762-1122
- アクセス①:大阪メトロ(地下鉄)谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」2番出口よりから徒歩5分
- アクセス②:近鉄「上本町駅」から徒歩8分
- 駐車場:なし
- 拝観時間:自由(社務所8時~17時)
駐車場がないので近くのコインパーキングに駐車しましょう。電車だと駅から近いのでおすすめです。
高津宮は表参道から入りましょう。一直線の参道が続いています。
表参道の様子。一度軽い下り坂の後に階段を上っていきます。
最後に階段を上ると拝殿(本殿)に到着です。
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